紙の風邪ひき
もしもしにゃ
だれかわかるにゃ?
(音声は薬師丸ひろ子さんを各々あててください。笑)
猫ちゃん…これ、お気づきでしょうか…。筆を置いたら、えっ?となりました。
紙が風邪ひいてます〜(;ω;)
なんだそれ?ってなりますよね。水彩画の紙は、そのままだとキューっと水を吸ってしまうので、サイジングというにじみどめが施されて販売されているんです。
もちろん水を弾きすぎても定着性が悪くなるので、各々の紙を製造するメーカーが絶妙な調整でサイジングをしてあるのですが、湿気ると、このサイジングの効果がなくなってしまうんです。そうなるとまともに描けはしません。
筆を置いたらキューっと絵の具が吸われてしまい、きれいな滲みができず、発色も沈んでしまいます。これを俗に絵を描く人達は、紙が風邪ひいた!といいます。
嫌な予感はしてたんです。今年の長い長い梅雨。ひどい時はエアコンかけても湿気80%近くなってました。紙が心配だったから袋に入れて石灰と一緒に入れたりしてたけど、フランス製の1番高級な紙が風邪ひきさんに…(T . T)
比較的安価なものは大丈夫でした。。。なんで?笑
とりあえずにじみどめになるドーサ液を塗ってみましたが…使えるのかな。
ダメそうなら鉛筆画か、アクリル用にしちゃいますが、良い紙だったので惜しい…。来年は強力な除湿剤を用意しておこうとおもいます。
今、紙を色々試しています。こんなふうに湿気に弱いので買いだめするわけもいかず、その時制作するものに1番適した紙を最小限で買うのがいいんですが。。。
描いてみないとわかりませんしね…。
画材フェアみたいのがあると、お試しができるんですけど、今年は開催されるのか微妙なところです。
私はサイジングが効きすぎてる紙もちょっと苦手なんです。ほどよくが、難しい…。