調理器具こそお気に入りを。
ベラ様(フライパンの名前)が我が家に来てから半年が経ちました。
一人暮らしをしてから、4個のフライパンを使ってはサヨナラしてきた。どれもフッ素樹脂加工のフライパン。最初はつるんつるん。無敵な状態からだんだん加工が剥がれてストレスの元に。買い替えのたびに捨てるのが惜しく、またどれを買うか悩む…。
五個目のフライパンは繋ぎのものとして、ワゴンセールで800円のにした。鉄フライパンか銅フライパンを買うつもりで、どれにするかじっくり迷う時間のために安いフライパンを買ったのだ。
しかし、去年の10月にたまったま通りがかったリサイクル店で立派な銅鍋に出逢う。それはそれは由緒正しきおフランス製の鍋。買える値段だったのでウハウハと抱えて家に帰り、煮たり焼いたりしてみたらもうひれ伏すしかない仕事っぷり。
きっとこれが鉄なら鉄フライパンににも魅力を感じたんだろうけど、運命としかいいようがない。(鍋やフライパンに大げさかもしれないが、鍋やフライパンって考えたらほぼ毎日触るんですよ!)
そんなわけでフライパンも銅に決定したわけです。
今のお姿↓
半年前↓
銅は火にかけるとすぐ色が変わる。これは好みがあるかもしれないが、私はその変わっていく姿に愛着が湧く。
銅フライパンは私には高価な買い物だったけれど、買ってよかったと本当に思っている。
フッ素樹脂みたいに、買った時が一番じゃないから、どんどん手に馴染む、台所の相棒感。そしてもう死ぬまで手離さなくていいという安心感。(これは銅とステンレスが貼り合わせてあるので半永久的に使えます。国内の銅製品はだいたいが錫引き加工のもので、それもずっと使えますが、錫は剥がれてくるのでメンテナンスが必要です。)
そしてそして、高温調理ができるから、美味しい(^^)
これまであんまり好きでもなかったオムレツがおいしい!
いいお肉は最高に美味しく、
安いお肉もそれなりに美味しく焼いてくれる!
あと洗うのが楽なのも良い。ノンストレスです。だいたいの汚れは熱いうちに擦れば落ちてくれます。落ちない油焼けは時々重曹と水を入れて沸かして擦ってます。
錫引きの卵焼きパンなどはプロだと油馴染みを気にして洗わない人もいるみたいですが、普通に洗うことも可能です。そこらへんは個人の好き好きかなぁとおもいます。
万一緑青が出たとしても、銅アレルギーの人以外は摂取しても健康被害はないそうです。
そしてそして、台所の主的存在のふくのすけ(土鍋の名前です)。
迷って迷って買ったこの子も一年経ちました。ひび割れが心配だったけど、全く問題ない。昨日はTwitterやブログで栗ご飯食べたって人を何人か見かけ…栗は無理なので芋を買ってきました!
芋でも満足!!
みてみてこのお焦げ╰(*´︶`*)╯
冷蔵庫も壊れて買い替えたし、なんだかキッチンの革命ともいえる一年だった。
調理器具を新調して感じたのは、目立たないものだし、廉価なものもたくさん出回っているが、多少値がはっても本当に自分が使いたいものを手にするのは、満足度が高いということ。
フライパンや鍋って最低でも3日に1度は手に取るので、暮らしのなかの使用頻度は最上位にランクインします。ここにお金をかけるのは贅沢ではないなぁと感じています。
使えば使うほど、うちの子という可愛さが増すのもいい♡料理がますます楽しい。
来年は良い包丁と銀杏のまな板を招き入れたいです。