兎徒然

うさぎのふきちゃんと、徒然なるままに日々を綴るブログ。

近況報告

前回はふきちゃんのことだけになってしまったので、私の近況も。

自分の覚え書きとしても書いておきます。

昨年からブログ更新をしなくなった大きな理由が体調不良です。2022年の春に新型コロナウイルスに罹患して後遺症が続いていました。

(もちろんですがあくまでも私の主観による症状です。コロナでこういう症状があっても他に原因がある可能性はあるのでまずは医療機関で検査や診断を受けた方が良いかと思います。ただ後遺症に否定的だったりなかなか向き合って診てもらえない可能性はある、と思っておいた方がいいかもしれません…)

色んな症状があり、まぁでもコロナによるものかはわからないなとだましだましなんとか生きて12月にやっと少し改善してきた感覚がありました。が!春からようやく、とお休みしていたあれやこれやに着手しようとしたところ、再び2023年4月に罹患してしまいました。

症状の出方は2回ともほとんど同じでした。検査する前に、また感染した!コロナだ!と知人に報告したら「インフルエンザかもよ?」なんて言われたりしましたが、新型コロナのひきはじめの感覚は他の風邪に類をみないくらい特徴的なので、私の中では99パーセントの確信がありました。(ちなみにワクチン接種の時も同様の症状がでました)

2回目は、症状の出る順番もわかっていたし、薬も用意があったので前回よりはかなり穏やかに過ごせました。ちがったのは嗅覚がほぼやられてしまい、無臭の世界になったこと。(1回目は感じにくかったけど嗅覚はのこっていた)

そして穏やかに過ごせたから後遺症もマシかも?と楽観的にとらえていたら、出るわ出るわで「コロナの後遺症かわからない、歳のせいかも」って考えていた症状がコロナのせいだったと判明しました。

主な症状は下記(感染から1ヶ月すぎても続いた症状)

⚫︎倦怠感

⚫︎ブレインフォグ

⚫︎微熱

⚫︎息苦しさ、胸の痛み

⚫︎骨盤内鬱血(下腹部の張り、むくみとそれに伴う腰痛)

⚫︎下肢のむくみ、痛み

⚫︎指関節のむくみ、痛み

⚫︎皮膚や爪の脆弱化

⚫︎頸の筋肉のこわばり、痛み

⚫︎頭痛

⚫︎脱毛

⚫︎胃の不快感

⚫︎下痢と便秘

⚫︎月経異常及びPMS

⚫︎異常な眠気

⚫︎血液検査ではコレステロール値の上昇、腎機能の低下など(以降記述の平畑医師によればコレステロール値が上昇する人が多いそう)

など…

私が去年気になったのは手指の関節の痛みとむくみでした。リュウマチとかへバーデン結節だったらこわいな、と病院に行ったけど原因不明で「後遺症の可能性はあるけれどわからない」ってことでしたが…全く同じ症状が今年も出ました。手指の運動機能が損なわれることは私の人生の生き甲斐の9割以上の損失といっても過言ではないので、これはコロナのせい、ということでホッとしました。

また、月経異常や下腹部の張り、むくみも、年齢的な物かも?と思っていたけれど台湾かどこかの婦人科医によりコロナ後遺症に骨盤内鬱血がみられるというデータがでてるのを見ました。どのくらいむくむかというと、普通の体調の時にはMサイズのボトムでも余裕があるのにこの鬱血症状が出てるとLでもきつい時があるほどでした。(会社の制服のLのボタンを外してやりすごしたり…)

これも去年は秋頃まで続いたのですが、今年は現段階で6割くらい回復してきてるような気がします。

逆に去年より酷いなと感じるのはブレインフォグです。もともとかなり記憶力はいい方だと自認してましたが、色んなことを忘れるし、考えたりやろうとしていたりすると途中でふっと何をしていたかわからなくなる時があります。

普通の物忘れじゃなくて、すごく抽象的だけれど明るい中一本道を歩いていたら急に視界が閉ざされて何も見えない、みたいな。とにかくふっと幕が降ろされるかんじで、考えようとするのがとても辛くて、もう何も考えたくない、思い出そうともしたくない、って感じで文章を書いたり話したりも調子が悪い時はスムーズではない。そしてもともと苦手だった計算が更にできない…。

絵を描いたり料理をしたりっていう脳の機能は損なわれてないとおもうのだけれど、それさえもできないくらいの倦怠感と脱力感は去年も今年もあって、なんとか労働時間を減らしながら働いてはいるけれど、帰宅したら何もせずとにかく横になりたい!という気持ち…。休みの日も家事を最低限こなしてあとはもう横たわっている、ということがほとんどです。

それでも今年は気をつけてセーブしてるからかまだマシで、仕事帰りに買い物に寄れる日もあって(去年はもう駅に着いたら足が重くて1秒でも早く横になりたいとおもいながら、右、左と頑張って足を動かして帰宅するかんじでした。)今年は休みの日も5時間くらいなら出かけて帰って来れてます。

コロナ後遺症で何がつらいって医療機関でも周囲の人にもなってない人にはなかなか理解をされにくく「なんでも後遺症にしてる」とか「ただの体調不良、歳のせい」とか「気にしすぎ」とかいう声を耳にするので、病名もつかない、原因もわからない、いつ治るかもわからない、治らないかもしれない、という気持ちを一人で抱えることになることです。

それでも私は元々身体が丈夫ではないので、そういう身体の不自由さに対してのストレス耐性はある方かなと思っています。自死に至った方も少なからずいらっしゃるときき、何がズレていたら私もそう思っただろうと共感してしまいました…。(コロナ後遺症の倦怠感は「倦怠感」なんてもんじゃない、と発信してる方もいます。)

ほんとにもう動けなくて、去年は今の季節でもしんどくてシャワーを浴びても頭を洗うことさえできなくて、お風呂から上がったらすぐに横になり、服も着れないし化粧水もつけられないって時も多々ありました。(とにかくふきちゃんのご飯だけはあげてました!)

今年はまだ頭を洗えてるので去年よりマシだ!と思えます。

もし困ってる方がいたら「ヒラハタクリニック」で検索してみてください。日本で1番後遺症患者を診ている医師が症状や家でできる対処、漢方薬などについて発信されてます。

平畑医師の尽力による発信にかなり救われました。

最近になって小さな血栓によるもの、とかミトコンドリアの異常だとか研究がでてきてますが、わけわからん状態からなんとか患者さんに向き合ってこられた医療関係者の皆さんには本当に頭が下がる想いです。

困ってる方はご自身で調べると色々ありがたい情報がでてくるとおもうのでここにはあえて書きませんが、これだけ…

周りの方や受診したところの医師に「気持ちの問題だから、少しは運動したら?」「散歩くらいしたら?」とか言われてもしんどいなら自分の身体の声に従った方が良いです。

罹患後はとにかく「自分が疲れない範囲の活動にとどめる」ことが1番の鍵だそうです。

クラッシュと呼ばれるように、少し無理をして動いた後の、怠さはとてつもなく、下手をすると症状が重くなります。「散歩くらいしたら?」と言われて散歩にいって寝たきりになってしまった方もいるそうなので、素直に実行にうつす頑張り屋さんほど治りにくいのかなと思います。

うさぎさんに症状がでた話はまだきかないし、ふきちゃんはむしろ私が発症してる時は去年も今年もすこぶる元気そうでした。その点だけはよかったなとおもいます。