兎徒然

うさぎのふきちゃんと、徒然なるままに日々を綴るブログ。

過敏であること

 母が肉やら魚やらを沢山送ってくれたので、

贅沢をしています。

f:id:flemy:20210209072149j:image

 ローストビーフっていうか、牛タタキかな。肉の塊自体は小さかったので、表面だけ焼いておいたのだが、外気温が低くてタンパク質も固まってないよう…。私は火が入りすぎるよりはタタキの方が好きなのでまぁよい。
f:id:flemy:20210209072256j:image

 生だけど大丈夫?ってたまに言われるけど、牛肉は基本的には表面に菌がいるので、タタキでも食べられる。

 ローストビーフの表面を焼くのは色んな理由があるけど確実に殺菌するのが目的だと思っている。

(豚や鶏は塊肉の内部にも菌がいるので加熱殺菌する必要がある。だから低温調理は知識も必要。正直ネットの低温調理レシピは怖いなと思うものもちらほら。)

 包丁が変わったので切りやすい!前のだとこんなかんじ。

f:id:flemy:20210210095417j:image

 新しい包丁は薄切りにできる。柔らかく、ふよふよしつつも弾力がある牛肉は凄く切りにくいのだけれど、この包丁ならすいーっと刃が入っていく。
f:id:flemy:20210209072153j:image

 

 キハダマグロとアボカドのお寿司。

f:id:flemy:20210209072332j:image

 にぎり寿司って、一番難しい料理なんじゃないかと思ったりする。

 寿司屋さんてすごい。

 酢飯とネタのバランスとか、空気の含ませ加減とか…すっごく繊細な調理法だよなぁと。
f:id:flemy:20210209072335j:image

 小さい頃はよく父の知り合いの寿司屋さんに行っていたような記憶があるんだけど(ファミレスとかがあまりなかったので、市内だと寿司、焼き肉、中華、みたいな時代だった?)、カウンターで好きなネタだけを注文したりして…今から思うと何という贅沢…。

 この知り合いのお寿司屋さんが店をたたんでしまってからは、寿司屋は年に一回とかの贅沢な外食になったのだが、他にもまたあらたに、ここは美味しい、というお店をみつけた。

 ある時、美味しい!とおもって追加で注文したら、さっき食べたのと全く味が違った。様子を伺うと、どうも若手に握らせたようだった。

 大将のはからいだったのだろうし、働いたら誰もがいつか初めてがあり、それがベテランのようにいくものでないのはわかるのだが、小学生だった私は、子どもが食べるからわからないだろうと舐められたのかと複雑な気持ちになった。

 さっきと違う…と不満な私に、一緒やん!という母は、食べても一緒だと言った。でも、私には全然違うものだった。素材がバラバラで、これは寿司ではなく酢飯と刺身やなぁ、と思ったものだ。

 料理人の仕事というものを知った瞬間だった。

 自分の味覚と嗅覚が異常なのだと、小学生の頃から自覚はあったが、近年香りの強い柔軟剤に悩まされている。化学物質過敏症というそうだ。私はまだ我慢はできているが、職場環境によっては働けないっていうケースもでてきそう。

https://www.shabon.com/kougai/

 実家に帰ると布団やタオルやその他が全部苦手で、身体が怠くなるのだ。話しても、このにおいの不快感は理解されない…。母が作って送ってくれた干し芋も、しっかり柔軟剤風味が付いていて、残念だが食べられない。

 布団を干したり数日前から違う洗剤にしたりしてくれてるらしいけれど、柔軟剤の臭いは半永久的に残るとかで、プロのクリーニング屋さんもお手上げだとかいう記事も読んだ。

 なかなか難しい案件である。香りを楽しむ人にやめてくれというのは、あちらからしたら不当な訴えだろう。感じないのだから…。でもこれで会社を辞めざるを得なくなったり、学校に行けなくなった人が現実にいる。

 身体の小さな子どもやペットへの健康被害は水面下でみえないだけでかなり多いのではないかと思っているが…いい香りだと思う人からしたら相容れないことだろうなとも思う…。